越境しよう。

ビジネスとソーシャルを越境する会計士のブログ

会計士から見た「東芝の監査人の交代」について

こんにちは。

今日、東芝の新たな監査人はPwCあらた監査法人と決まりました。

正直会計士業界の人達は驚きだったと思います。

www.nikkei.com

 

グローバルな会計事務所はよく「Big4」と呼ばれたりします。

PwC、Deloitte、KPMG、EY。

それぞれが日本の監査法人と提携しています。

あらた、トーマツ、あずさ、新日本。

しかし、グローバル的には「Big4」ですが、日本の監査法人的には「Big3+1」くらいの規模感です。

その「1」にあたる一番規模が小さい監査法人があらたです(あらたの方、すいません。。)

 

東芝というとものすごい規模の会社です。

それゆえ、監査チームも必然的に大きくなる。

ここで疑問なのは、「あらたは東芝を監査するだけの人員を確保できるのか」ということ。

以前から、東芝の監査契約を受注するのは人員数的に、トーマツかあずさだと業界内では言われてきました。

そんな中、今回あらたが契約を受注したわけです。

 

今後考えられるケースは以下の3つです。

①そもそも人員数に余裕があったので、受注可能

②新日本から監査チームごと移籍してくる

③今ある人員の稼働率を高める

 

①は、業界的に人不足なので、おそらくないと思います。

②が一番ありうるのかなと思います。

③だったら、現場の人達は大変ですよね。。

 

今後の動向を見守りましょう。


それでは。