読書+ブログ執筆最強説
- 作者: ポール R.シーリィ,神田昌典,井上久美
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2009/11/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 7人 クリック: 63回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
読書は「アウトプット」が99%: その1冊にもっと「付加価値」をつける読み方 (知的生きかた文庫)
- 作者: 藤井孝一
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2013/12/24
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (6件) を見る
児童養護施設の課題と将来像
平成23年に作成された「社会的養護の課題と将来像」を読んだ。
この資料は、全国児童養護施設協議会の平成28年計画にも織り込まれている通り、社会的養護の中長期計画という位置づけ。
今回はその中の「児童養護施設の課題と将来像」について。
児童養護施設の7割が大舎制で、定員100人を超える大規模施設もある。
社会的養護が必要な子どもを、 できる限り家庭的な環境で、安定した人間関係の下で育てることができるよう、家庭的養護を強力に推進。
①小規模化 と施設機能の地域分散化による家庭的養護の推進
・ケア単位の小規模化 → 将来は全施設を小規模グループケア化(オールユニット化)
・本体施設の小規模化 → 定員45人以下に
・グループホームの推進、ファミリーホームの設置、里親の支援 →施設は地域の社会的養護の拠点に
②本体施設は、精神的不安定等が落ち着くまでの専門的ケアや、地域支援を行うセンター施設として、高機能化
児童相談所が受けている虐待件数は、10数年前と比較して10倍程度に増加している。
子どもの貧困の拡大だ。
子どもの貧困拡大の原因は、
・経済的格差の拡大
・子どもに対する公的支出が足りていない
など。
昔の児童養護施設に入所してくる子ども達は、戦災孤児など、親がいない子ども達が多かった。
しかし、最近では親の経済的理由や虐待によって入所する子どもが多い。
虐待などを受けると、精神的な疾患を抱えていることも少なくないため、よりきめ細やかな養育が必要となってくる。
そのため、職員一人に対する子どもの数が少ない(きめ細やかな養育ができる)グループホームやファミリーフォームを増加させようという流れとなっている(①)。
わたしが知らなかったのは②の方。
児童養護施設はより専門的なケアや研修などを行う地域のセンター化するというもの。
養護機能を地域分散化することに伴うものだろう。
確かに、グループホームやファミリーホーム、里親などは家庭に近い。
孤立して悩みを抱え込んでしまうことも起こりうるので、相談場所として児童養護施設があるとありがたいはずだ。
子どもの貧困が拡大している昨今で、このような児童養護施設の将来像は合理的だ。
実現されるためには、より多くの公的支出が必要となる。
子どもの貧困問題に、多くの人が関心を持ってくれることが大事になってくる。
働く君に伝えたい「お金」の教養ー100冊マラソン15冊目ー
100冊マラソン15冊目、働く君に伝えたい「お金」の教養を読みました。
スポーツコーチングのNPO立ち上げ応援してます
今日は同期の紹介で、スポーツコーチングのNPO(ポジティブ・コーチング・アライアンス・ジャパン設立準備有志団体)を立ち上げる小林さんと食事をしてきました。社会起業家は情熱溢れる人ばかりなので、お話しするのがとても楽しかったです。
今日再認識したのは、スポーツが人に与える影響の大きさ。日本にはせっかく部活といういい制度があるにもかかわらず、それをうまく子ども達の人格形成に役立てているとは言い難い。うまくやれば、部活動でリーダーシップや協調性、課題解決力を身につけることもできるのに。今の状況をよくするためには、まずは子ども達を指導するコーチをよくしていこうというのが、小林さんの考え。
うーん。素晴らしいですね!話している最中、数年後に日経ビジネスで語っている小林さんの姿が見えたような気がしました。
小林さんが取り組まれる活動の概要は。
四月は君の嘘(1~11巻)-100冊マラソン14冊目ー
今年14冊目(漫画は読みやすいので、まとまった冊数を1冊とします)。少年マガジンで連載されていた、れっきとした少年マンガです。
。リンク先を見ていただければわかるように、すごく少女マンガチック。しかし、これはこの本を読むことになったのは、一流の人が推薦するものはすごいはず!っていうテレビ番組(正式名称は忘れました笑)で、ワンピースの尾田栄一郎が絶賛していたためです。
全編「The 青春」。突然現れたバイオリニストの女の子によって、音楽の世界に呼び戻された主人公は、自らの過去と戦い成長していきます。そして、徐々に音楽の魅力を思い出す主人公に、さらなる過酷な事実が。。
残酷だけど、マンガの登場人物たちが一生懸命もがく姿に、ついつい引き込まれてしまう。
巻数も少ないので、是非購入してみてください。
諦める力ー100冊マラソン13冊目ー
今年13冊目「為末大さんが陸上を通じて知った「諦める」ことの意味について書かれています。
」を読みました。この本は、要約すると以下のような感じ。
・日本人は、諦めることにネガティブな印象を持ちすぎ
・諦めることは、次の可能性を増やすこと
・自分が幸せに感じる尺度を持つことが大事
・そうすることで、自分の人生への満足感は上がっていく
日本人は諦めることに対して、ネガティブな印象を持っています。そのせいで、始めることに関しても、ハードルが高くなっている。一度始めたら続けなければならない。確かに立派ですけど、世の中やってみなければわからないことがたくさんあります。
自分にとって大切にしたいものは何かを考えることはすごく大事。大切にしたいものがわかっていないと、結局流されて生きていくことしかできません。その結果、「みんながやっているから」と周りに合わせて生き、人生の終わりにさしかかった時、「俺の人生はこれでよかったのだろうか」となってしまう。それはすごくもったいないですよね。
「頑張れ!気合いだ!」という内容が多い自己啓発本の中で、この本のように「諦めることもいいんやで」と言ってくれると、ちょっと肩の荷がおりますよね。「努力が足りないからじゃなくて、考え方が違う」。是非、読んでみてください。
変わり続ける-100冊マラソン12冊目-
今年12冊目「ソニーのCEOをやられていた出井さんの考え方をまとめた本。
」を読みました。この本は、この本はただの自己啓発本ではありません。わたし達が生きていくであろう、変化の激しい時代を生き抜くためのエッセンスが詰まっています。これを1,500円で手に入れられるなんて、とてもハッピーなことだと思います。
この本で一貫して語られているのは、「リポジション」という考え方。リポジションとは、社会に合わせて、自らを変えていくという考え方。この柔軟性がこれからは必要になる。
70代で、ソニーのCEOを務められた方が、こんなに柔軟性をもっているというのには驚きました。「はじめに」のタイトルとして書かれた、「一生働き、一生遊ぼう」。これが出井さんの生き方を表している言葉。
こんな風に生きれたら、きっと楽しい。わたしもこの生き方、目指してみます。